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2024/05/19 01:27 |
昨日

朝は道路が凍ってました。歩くのでさえ、滑って転びそうなのに……車ですよ。しかも、ノーマル。いや、ここまで凍っていれば、スタッドレスだろうがあまり関係ないような気がしますけど。そして、当然のごとく車はのろのろ運転。時速20Kmって何?(マラソンランナーよりも遅いよ……) とか思ったけど、それでも怖かった。高校生とか平気で自転車を飛ばしているんだもん。転ぶよ? とか思っていたら、目の前で転んでました。慌ててどいてくれたけど、今朝の道路事情では、どんなに遅い車でもなかなか止まれません。いくら自転車が勝手に転んで車の前にいきなり出てきたとしても、事故れば車の方が分が悪いので、ドキドキでしたよ! ブレーキが利かないって本当に、恐怖ですね。(途中で、スピードが落ちなくて、曲がれないかと思ったときもあったし) 過去に、スピンをさせてしまった経験があるので、スピードがあるときにハンドルを切るのが怖いんですよ。(苦笑)そのときの記憶がよみがえってしまいましたよ。くすん。

まあ、それでもどうにか無事に職場に着いたからいいけどね。(時間ギリギリでしたが) それなのに、なんでこんなに人がいるの? と、ちょっと吃驚。こんな交通事情なので、きっと今日は落ち着いているだろうな~とか思っていたのに、予想外。おとなしく家にいれば、転ばなくてすむのに……とか思った瞬間でした。(笑)


「たんぽぽ娘」という話がありまして、気になる台詞があるんですよ。
雰囲気が好きな言葉というべきでしょうか。(舞台とか見ていると、そういうのが結構あります。原作を読んでいたときはそんなに感じなかったのに、役者さんが台詞を口にした瞬間に、何か心に残ってしまうみたいな感じなんですね)
最初に知ったのは、キャラメルの舞台でだったのでそれが実在する話なのか、それとも話の中の架空のものなのかわからなかったのだけど、クラナドのアニメを見ていたときにも同じ台詞が使われてて、実在するものだと判明。(二つの作品で使われるってすごいな~と思いますね!)でも、本は既に絶版。すごい気に入っていた台詞だったので、読みたくて本を必死で探しましたよ! といっても、図書館で調べただけですけれどね。(近くの古本屋にはなかった……) でも、こんなときは図書館って便利だな~とか思います。学生のときは、それでよく利用していました。今は、時間がなくてなかなかいけないんだけどね。
そんなのはどうでもいいのですが……その台詞をね、ちょっと双花に当てはめてみたんですよ。(おい)
状況が全く違うので、難しいのですが……なんかこう、最初は絳攸に言ってみて欲しいな~とか思って。(笑) 
で、ちょっと書いてみました。(いえ、別に、SSが仕上がらないからそれまでの場つなぎというのではないですよ^^ ……たぶん)


「一昨日はウサギを見たの。昨日はシカ。そして、今日はあなた」
基本になっているのは、この言葉です。
それを多少アレンジしてみました。(笑)

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 楸瑛が吏部侍郎室の扉を開くと、絳攸が不機嫌な視線を向けてきた。
 機嫌良く迎えてくれるとは思っていなかったけれども、その絳攸の態度に些か楸瑛もたじろいでしまい、用件はなんだといわんばかりの絳攸のその態度に、思わず楸瑛はここに来た理由を口にすることを躊躇ってしまう。
 遡ること、数日前。
 絳攸の元にお見合いの話が舞い込んでいるというのが、楸瑛の耳に入ったのだ。
 もちろん、そんなことは茶飯事だし、いちいち気にすることがないというのもわかっている。それでも、絳攸がその話をどうしたのかは気になってしまう。
 承諾するとは思わないけれども、はっきりと拒否したという事実を知りたくて、出来るだけ自然を装えるように、数日経ってから絳攸の元にやってきたのだ。
 普段から、楸瑛が吏部に訪れることに対して良い顔をしないから、気に入らないというは分かるけれども、それでもここまで睨むような視線を向けられる意味が分からない。
 吏部の仕事が忙しいのはわかる。
 寝不足だというのも、その様子から推測することが可能だ。
 それでも。
 何かが違うような気がする。
「一体何の用なんだ? くだらないことだったら、投げるぞ」
 重そうな書物を手にしたまま、絳攸が言う。その言葉に剣呑な響きを感じて、楸瑛は慌てて当たり障りのないことを口にする。
「いや、なんとなくね。この前を通ったから、どうしているかな、と思って」
「そうか。見ての通り、忙しい。お前の相手をしている暇なんかない」
 ぶっきらぼうな物言いに、とりつくしまもない。
 けれど、このまま出て行ってはわざわざ来た意味がない。
「ところで、絳攸。先日、お見合いの話が……」
 意を決して言おうとしたものの、睨むような絳攸の視線に思わず楸瑛は言葉を途切らせた。
 不機嫌さを更に増大させたような雰囲気が感じられて、楸瑛は内心で失敗したとごちる。
「もしかして、既に何人かここに様子を見にきているのかい?」
 どうやら絳攸が不機嫌な理由は、お見合いというだけではないのだろう。恐る恐る訊いてみれば、絳攸のこめかみが一瞬ピクリと動く。触れて欲しくない話題だったのだということに、そのときようやく気付いたけれども時すでに遅し。
 そして次の瞬間には、キレた絳攸が怒鳴る声が聞こえてきた。
「一昨日は黎深様。昨日は主上。そして今日はお前だ、藍楸瑛っ!!」
 絳攸は怒鳴ると同時に、机案を両手で叩きながら絳攸は立ち上がり、きつい視線で楸瑛を見つめてくる。
 おそらく、絳攸は見合い話を完全に無視するつもりでいたのに、次から次へと様子を見にこられて苛立っていたのだろう。それでも、黎深と主上に対してはどうにか我慢できたものの、楸瑛に対しては遠慮する必要すらないと思っているのかも知れない。
「大体、皆して珍しいものを見るようにやってくるし。そんなに騒ぐ程のことではないだろうが」
 憤っているのがはっきりとわかる。好奇心の
「別に、珍しいから来たわけじゃないんだけどね」
 気になるから、だ。
 女嫌いを公言している絳攸だからこそ、それを受けるとは思わないし、断るにしても後腐れのない理由にもなる。それでも、絳攸にお見合いの話があると知れば楸瑛は落ち着かなくなってしまう。
 けれど、すぐに駆けつけてしまえば、気にしすぎていると思われそうで少し日数を置いたのだ。それなのに、もっと先に来ていた人がいるとは思わず、悔しくなる。
 でも、良く考えれば当然なのかもしれない。それだけ絳攸のことを気にしているということでもあるのだから。
「だったら、もう用は済んだだろう。さっさと出て行け」
 少し怒鳴って気が済んだのか、声の抑揚はいつものに戻っている。その表情も穏やかになっていて、何を考えているのかを正確に読み取るのは難しい。
 けれども。
「ねえ、絳攸。もしかして私が来るのが遅かったのが、気に入らないのかい?」
 なんだかんだと色々と考えながら、様子を見に来るのが一番遅くなってしまったのは事実だ。
 そして、絳攸の様子を見に来るのが、気にしている証拠でもあるというのであれば、もしかしたら、楸瑛が来るのを待っていたのではないか。
 ふと、楸瑛は自分にとって都合の良いそんな考えが浮かんでしまったのだ。
 だからそれを不意に口にしてしまったのだが、その返答とばかりに短刀が楸瑛の頬を掠めるように飛んできた。
 それが絳攸の照れ隠しだというのは、楸瑛にはわかる。
 絳攸の本音を引き出すのも命がけだなと、楸瑛は内心で思いながら書翰に目を通している絳攸に視線を向けた。
 俯いた顔は見ることは出来ないけれども、耳が赤く染まっており楸瑛を意識しているのは明白だ。
「じゃあね、絳攸。また来るよ」
 そう言って、楸瑛は口許に笑みを浮かべて吏部侍郎室を後にした。 

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なんか、思ったような感じにならないんですよね……。
と、いうか元々の台詞の雰囲気が全く違ってしまっています。(すみません)
でもしかし、こういうのは気障な感じで楸瑛が言うのがいいのかしら。 
そのうち、機会があったら再挑戦してみたいと思います。(本当か?)

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2008/02/05 07:52 | Comments(0) | TrackBack() | SS

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