忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/05/19 00:37 |
おかしいな~
とりあえず、text更新しました。
でも、思ったようなレイアウトにはならなかったです。
何でだろう? 考えるのが疲れたので、とりあえずこれでいいや。そのうちできるようになったら変更します。(苦笑) ビルダーも便利なんだか不便なんだか……微妙な感じです。思いついたレイアウトがとりやすいのは確かだけど。 HPのレイアウトは難しいですね。
徐々にSSが増やせられればいいけど、しばらくはオフの原稿もあるので、どうなるか自分でも不安ですが。
ゆっくりと更新していくつもりです。まあ、それでも日記は比較的書いているとは思うけど。ある意味、現実逃避ができるので。(苦笑)

それと、通販フォームですが……項目に年齢を追加させていただきました。
一応、R18の本もあるので(苦笑)無制限というわけにはいかないかな~ということで。年齢を知りたいというわけではないので、未満か以上かの選択肢になっているだけですけれど、当然ですがR18の本は未満の方はご遠慮くださいね。


以前に絳攸の視力が悪かったら面白いな~と妄想して、吏部親子のSSもどきを書いたので、今度は双花菖蒲で! だって、絶対に面白いと思うんですよ。(苦笑) 視力が悪いとなれば、方向音痴というのもなんとなく理解できるしさ。
周囲の景色が見えないので、自分の居場所がわからないって言うのもわかるし、自分の思い込みで場所を判断していれば、そりゃあ道にも迷いますよ!
通いなれた道を迷わないのは、ぼやけた視界でも判別つくぐらいに慣れた場所でもあるし、案外歩数で計算しているのかもしれないしさ。(笑)
と、いうわけで、絳攸の視力が悪かったらの双花ver.です。(苦笑)

-----------------------------------------------------------
 近頃、楸瑛は悩んでいた。
 何もしていないのに、絳攸に睨まれているような気がするのだ。
 もともと、楸瑛が近づくと絳攸が極端な反応をすることは多いけれども、睨まれるようなことはこれまでなかったような気がするのだ。
 自分の行動を省みれば、確かに絳攸を揶揄することも多く、もしかしたら絳攸にしてみれば苛立つこともあったのかもしれない。
 けれどもそれらは楸瑛にしてみればあくまでも、好きな子ほどいじめてみたくなるという心境であって、本意ではないのだ。しかも、楸瑛の言動に対して、想像通りの反応を示してくれる絳攸が楽しいというのも確かで、思わず揶揄してしまうのだ。
 軽く溜息を吐き、楸瑛は劉輝の執務室に入った。
 いつもなら、その瞬間に鋭い睨みつけるような絳攸の視線を感じるのだが、今日はそれがなかった。
 ほっとすると同時に、どうしたのだろうかと室内を見渡すと、劉輝が机案に突っ伏していた。
「主上?」
「ああ、楸瑛か。……余は絳攸に嫌われているのかもしれない」
 確かに政もせずにふらふらと莫迦王の振りをしていた頃の劉輝なら、絳攸に嫌われているというのもわかる。けれどもこうして真面目に政をするようになり、絳攸が補佐をして立派な王になりつつある今はそんなことはないと楸瑛は感じている。
「それは、気のせいではないですか?」
「いや、絳攸は余のことをよく睨んでいるのだ」
「……主上にもですか?」
 これまで、楸瑛相手だけかと思っていたのに、それが劉輝までともなると、ようやく勘違いしていたのではないかという気がしてきた。
「もしかして、楸瑛もなのか?」
「……はい」
 あまり認めたくはなかったが、この際仕方ない。素直に楸瑛はうなずいた。
「何か怒らせる様なことをしたのかな」
「絳攸は普段から怒ってますけどね」
「そうなのだ。もっと冷静な人物かと思っていたのに、頻繁に余を怒鳴るのだ」
「……それは主上にも、責任があるかと思うのですが」
 話が逸れそうになるのを、どうにか楸瑛は押しとどめる。
「余だって、たまには邵可の屋敷に行って、秀麗の手料理を食べたいだけなのに」
 恨みがましい視線を楸瑛に向けてくる。
「主上、そろそろ仕事をしないと、絳攸がもどってくるのでは?」
「そうだった。これを仕上げておかないと、また怒られるのだ。……と、楸瑛その書翰を取ってくれぬか」
 どうやら絳攸が劉輝に渡し忘れていたのか、後でいいと思ったのかはわからないが、劉輝に必要なものが置いてあるらしい。
「これですか?」
「そうだ」
 それを劉輝に渡そうとして手にすると、カタンと何かが転がる音が聞こえた。
 ふと視線を向ければ、眼鏡が置かれていた。
 絳攸が眼鏡をかけているところを見たことはないけれども、ここにそれがある以上、絳攸のものであるのは間違いではないだろう。
 絳攸のことで知らなかったことがあったのには、楸瑛にしてみれば驚きではあったけれども、ようやく符合が一致したという気分になった。


 時間がかなり経ってから、絳攸が執務室に戻ってきた。
 どうやらまた迷っていたのだろう。少し疲れた様子が伺える。
 執務室に入ると、楸瑛の居る方を向いてやはり睨むような視線を向けてきた。
「楸瑛、主上はどうした?」
 本来ならあるはずの姿が見えないことを訝しく思っているようだ。
「先程、休憩に府庫に向かったよ」
「勝手にっ!」
「仕方ないよ、絳攸。君が戻ってくるのが遅いんだから」
「だからって、まだ残っている仕事があるんだぞっ! ……ところで楸瑛、なんでこんなに近づいているんだ?」
 不機嫌のオーラを纏いながら、絳攸は少し後ずさる。
 顔が触れるぐらいに近くに楸瑛が接近しているせいだ。
「こうすれば、君にも私の顔がよく見えるだろう?」
 にこりと笑みを浮かべて、先程見つけた眼鏡を絳攸の眼前に差し出した。
「それはっ!」
「水臭いな、絳攸。君の視力が悪いのなら言ってくれれば、よかったのに。最近、君に睨まれているように思えて、胸が痛んでいたというのに」
「どこがだ! この常春っ!! ……いい加減、離れろっ!」
「離れたら君には私が見えなくなるじゃないか」
「貴様なんか、見えなくて十分だっ!」
「酷いな、絳攸。まあ、そんなふうに照れている君も可愛いけどね」
 そう言いながら微笑する楸瑛に、絳攸の怒声が響き渡った。
--------------------------------------------------------------------

すみません。
自分でもアホだと思っています。
いちゃいちゃしている二人はやっぱりいいな~とか思ってしまいますね!
PR

2007/06/15 23:57 | Comments(0) | TrackBack() | SS

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<絵チャ | HOME | あれ?>>
忍者ブログ[PR]